クイズ馬 オフェーリアシチー 第8戦


友駿愛馬第43号はGTクイズ権利馬。

今回は募集口数が500口なので、総額300万円のGTクイズの賞金の内、平均的に6000円は貰える計算。しかし、菊花賞のエピファネイア的中による1283円のみでからっきし。

母のツーソックスはななんと池江泰寿厩舎所属。馬主は大樹ファームで募集総額は1800万円。1口9万円。デビュー戦は既走馬相手に1番人気に支持された馬。ただ、成績は・・・苦。初戦は14着。勝ち馬からは3.2秒も離されている。2戦目は11着(同2.5秒)、3戦目は7着(同2.3秒)でさっぱり勝ち負けには絡んでいない。大樹ファーム低迷の1つの大きな要因となったとかならなかったとか。

ということで、いつものように馬にはこれっぽっちの期待もなく購入した。


2戦目までのダート戦では勝ち馬から大きく離されて、やはりこんなものかと思っていたら、3戦目の芝替わりで7着と勝ち馬からは0.4秒差で好走。

続く4戦目は0.3秒差の4着と掲示板を確保!!そして優先権を持って臨んだ5戦目は1番人気馬を競り落として優勝!!

馬格もなく2歳戦のみがチャンスと思っていたが、しっかりとチャンスを生かし切り、なんとなんと勝ち上がってくれた。本当にこれは嬉しい大誤算。内容も専門誌の推定タイムを上回る時計で決して悪くなかった。


しかし、昇級戦の前々走はハナを叩けるものの、直線を向いてすぐに失速して14着大敗。前走は8着も勝ち馬からは1秒以上離されており勝ち負けにはほど遠い状態。


前走後、8着と出走奨励金を確保した小倉にもう1度出走すべく在厩で調整。

3月1日 小倉10R 萌黄賞 3歳500万下 芝1200m 混合に前走同様、藤懸貴志騎手で出馬想定だったが、私の希望通り3月2日 阪神6R 3歳500万下 芝1400m 混合に出走!!

出走数はフルゲートの16頭。

鞍上は関東の吉田豊騎手。

6着/15番人気。

抜群の先行力を活かし3番手追走。直線ではあわや2着と見せ場たっぷりの6着で前走に続き今回も出走奨励金を確保!!

小倉から突然のレース変更だったが、たまたま当日の重賞に所属厩舎のサンカルロに乗りに阪神に来ていた1000勝ジョッキーの吉田豊騎手が空いていてラッキー。彼の騎乗でなければここまでの着はなかっただろう。

しかし、勝ち馬の走破時計すらも平凡な時計のかかるレース。それ故にオフェーリアが浮上できたことは明白で、速い流れなら苦戦は必至。

まだまだ展開の助けがなければ二桁着程度と思われるが、展開が向けば浮上してくれるのは有り難い。


レース回顧と時計の分析、レース後の吉田豊騎手のコメントを掲載。

(2014年3月4日完結)

2014年2月12日立ち上げ

●前走後、在厩で調整され、次走は3月1日 小倉10R 萌黄賞を予定

 昇級戦の前々走はハナを叩けるものの、直線を向いてすぐに失速して14着大敗。前走は8着も勝ち馬からは1秒以上離されており勝ち負けにはほど遠い状態の我らが愛馬オフェーリアシチーですが、前走後、8着と出走奨励金を確保した小倉にもう1度出走すべく在厩で調整されています。次走は3月1日 小倉10R 萌黄賞 3歳500万下 芝1200m 混合を予定ということです。

 このクラスでは能力疑問ですから、少しでも稼げる時に出走するのは常道で、それで良いと思います。

これ以降は2014年2月24日に作成

●気になる特別登録表(3月1日 小倉10R 萌黄賞)

特別登録表 3月1日 小倉10R 萌黄賞 3歳500万下 芝1200m 混合 馬齢

第1回登録完了馬 全30頭 フルゲート 18頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アポロデイライト 勝浦正樹 54.0  2/09 かさ5下 小倉芝1200 14 13 18
アラタマシャトル 田中博康 56.0 12/14 500万 阪神芝1200 10
インヴォーク 54.0  2/16 500万 京都芝1400 15
ヴォラータ 中井裕二 54.0 12/07 黒松5下 中山芝1200 14 14 10
ウメ 高倉稜 54.0  2/15 くす5下 小倉ダ1700 13 11 11 11
オフェーリアシチー 藤懸貴志 54.0  2/09 かさ5下 小倉芝1200 12 14
カシノスティーヴ 56.0  2/22 未勝利 小倉ダ1000 11 13
カシノヒカル 柴山雄一 56.0  2/16 500万 京都芝1400 14
カシノレント 56.0 12/08 未勝利 中山ダ1200
カメット 北村友一 56.0  2/09 かさ5下 小倉芝1200
キンシノキセキ 松山弘平 56.0  2/16 500万 京都芝1400
クラウンルシフェル 丸田恭介 56.0  2/09 かさ5下 小倉芝1200 11
クリノイザナミ 吉田隼人 54.0  2/09 かさ5下 小倉芝1200 11 12 15
クールジョジョ 高倉稜 54.0  1/25 なず5下 中京芝1400 11 12 15
サクラドルジェ 54.0  2/09 かさ5下 小倉芝1200 13
サフランスカイ 川須栄彦 56.0 10/06 新馬 新潟芝1200
シシャモオージ 56.0  2/15 500万 京都ダ1400 12 11 11
ダンツブロード 秋山真一郎 56.0  9/01 小倉GV 小倉芝1200 13
テイエムチュラッコ 太宰啓介 54.0  2/09 かさ5下 小倉芝1200 16
ディープミタカ 菱田裕二 56.0 11/17 未勝利 福島芝1200
デンコウウノ 古川吉洋 56.0  1/25 なず5下 中京芝1400 13 15
テーオーソルジャー 藤岡康太 56.0  1/26 未勝利 京都ダ1200
トウシンムサシ 56.0  2/15 500万 京都ダ1400 11 10 11 13
フェブノヘア 丸山元気 54.0  2/09 かさ5下 小倉芝1200 10
プライマリーコード 54.0 11/02 アル重賞 東京芝1600 12
フリオグレイスー 鮫島克也 54.0  1/19 地方 佐賀ダ1800
フルールシチー 鮫島良太 54.0  2/09 未勝利 小倉芝1200
マイネパシオーネ 54.0  2/16 未勝利 小倉芝1200 11
ミスタージャック 山口勲 56.0  2/09 かさ5下 小倉芝1200 13
ラインスピリット 56.0 11/17 秋明5下 京都芝1200

これ以降は2014年2月26日に作成

●追い切り情報(2月26日更新)

前走前 2月5日 栗東坂路 重馬場 馬なり余力
1回
藤懸貴志
4F 54.4
3F 40.2
2F 26.6
1F 13.4



2月23日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 57.3
3F 42.2
2F 28.0
1F 14.0


2月26日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 54.5
3F 40.2
2F 26.5
1F 13.4
 2月23日、ハロン14秒程度の追い切りですが、小倉遠征ですし、このままもう時計を出さずに出走するのでしょうね。

 2月26日、8着とまずまず好走した前走前と同じ程度の動きですが、前回は体重の軽いジョッキー騎乗でした。今回は助手さんですからおそらくジョッキーよりも体重は重いでしょうし、同じような時計なら更に前進と考えていいのではないでしょうか。ただ、今回の方が相手ははるかに大変そうですが・・・。
 私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。オフェーリア的にいい状態だと思います。

●気になる出馬想定表(3月1日 小倉10R)

出馬想定表 3月1日 小倉10R 萌黄賞 3歳500万下 芝1200m 混合 馬齢

第1回登録完了馬 全26頭 フルゲート 18頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アポロデイライト 勝浦正樹 54.0  2/09 かさ5下 小倉芝1200 14 13 18
アラタマシャトル 田中博康 56.0 12/14 500万 阪神芝1200 10
ヴォラータ 中舘英二 54.0 12/07 黒松5下 中山芝1200 14 14 10
ウメ 高倉稜 54.0  2/15 くす5下 小倉ダ1700 13 11 11 11
オフェーリアシチー 藤懸貴志 54.0  2/09 かさ5下 小倉芝1200 12 14
カシノスティーヴ 56.0  2/22 未勝利 小倉ダ1000 11 13
カシノヒカル 柴山雄一 56.0  2/16 500万 京都芝1400 14
カシノレント 56.0 12/08 未勝利 中山ダ1200
キンシノキセキ 松山弘平 56.0  2/16 500万 京都芝1400
クラウンルシフェル 丸田恭介 56.0  2/09 かさ5下 小倉芝1200 11
クリノイザナミ 吉田隼人 54.0  2/09 かさ5下 小倉芝1200 11 12 15
クールジョジョ 高倉稜 54.0  1/25 なず5下 中京芝1400 11 12 15
サフランスカイ 川須栄彦 56.0 10/06 新馬 新潟芝1200
シシャモオージ 森一馬 56.0  2/15 500万 京都ダ1400 12 11 11
ダンツブロード 秋山真一郎 56.0  9/01 小倉GV 小倉芝1200 13
テイエムチュラッコ 太宰啓介 54.0  2/09 かさ5下 小倉芝1200 16
ディープミタカ 藤岡佑介 56.0 11/17 未勝利 福島芝1200
デンコウウノ 武幸四郎 56.0  1/25 なず5下 中京芝1400 13 15
テーオーソルジャー 藤岡康太 56.0  1/26 未勝利 京都ダ1200
トウシンムサシ 56.0  2/15 500万 京都ダ1400 11 10 11 13
フェブノヘア 丸山元気 54.0  2/09 かさ5下 小倉芝1200 10
プライマリーコード 北村友一 54.0 11/02 アル重賞 東京芝1600 12
フルールシチー 鮫島良太 54.0  2/09 未勝利 小倉芝1200
マイネパシオーネ 54.0  2/16 未勝利 小倉芝1200 11
ミスタージャック 山口勲 56.0  2/09 かさ5下 小倉芝1200 13
ラインスピリット 古川吉洋 56.0 11/17 秋明5下 京都芝1200

表中 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート18頭のところに現在26頭出馬想定されています。

 除外の場合は2日の阪神の芝1400mということですが、こちらはフルゲート16頭のところに想定数は11頭。しかも、500万クラスで頭打ちの面々ばかりで同型のオフェーリアシチーにはもってこいの1戦です。

 これは、素直に特別戦は除外になってくれないかなぁ〜。

これ以降は2014年2月28日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 3月2日 阪神6R 3歳500万下 芝1400m 混合 全16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
インヴォーク バルジュー  2/16 500万 京都芝1400 15
ウメ 川島信二  2/15 くす5下 小倉ダ1700 13 11 11 11
オフェーリアシチー 吉田豊  2/09 かさ5下 小倉芝1200 12 14 B+
カシノタロン 国分優作  1/11 500万 京都ダ1400 14 15 15 14
キンシノキセキ 四位洋文  2/16 500万 京都芝1400
サクラドルジェ 酒井学  2/09 かさ5下 小倉芝1200 13
ダイワダルタニアン 藤田伸二  2/15 500万 京都ダ1400 14
ダンスアミーガ 松山弘平  1/19 紅梅OP 京都芝1400
ダンツキャンサー 後藤浩輝 12/14 つわ5下 中京芝1400 14 10 10 15
デンコウウノ 国分恭介  1/25 なず5下 中京芝1400 13 15
テンシノホホエミ 小牧太  2/16 500万 京都芝1400 10 10
ハギノセゾン 丸田恭介 12/22 樅の5下 阪神ダ1800 15
プライマリーコード 浜中俊 11/02 アル重賞 東京芝1600 12
マユキ 川田将雅  1/13 フェGV 中山芝1600 15 18
メイショウコルノ 武幸四郎 11/09 黄菊5下 京都芝1800
ロードフォワード 幸英明  2/16 500万 京都芝1400 13 12 13

表中の「萌」は出走想定表は萌黄賞だった馬 騎手の太字は乗り替わり

 結局、萌黄賞は回避し、最初から2日阪神6Rに出馬投票しました。鞍上も吉田豊騎手というベテランの良い騎手が確保できました。

 萌黄賞は8頭の非当選除外馬(アポロデイライト 、 キンシノキセキ 、 クリノイザナミ 、 テイエムチュラッコ 、 デンコウウノ 、 トウシンムサシ 、 プライマリーコード 、 フルールシチー)が出て、太字の3頭がこのレースに回って来ました。意外と強い馬がこちらに来てしまった印象です。

●阪神芝1400mコース解説

 スタート地点は向正面左、2コーナー出口付近のポケット。改装前の芝1400mが、この内回りにあたる。4コーナーまでの距離は芝1200mをそのまま延長した443m。最初のコーナーまで十分に距離はあるが、スタート直後は各馬押して出て行くため、先行争いは激しくなる。それでも行く覚悟と、それを可能にする先行力が必要。ゴール前の急坂でラスト1ハロンの時計がグッとかかるコース形態だが、先行しての雪崩れ込みが利きやすく、直線一気はなかなか難しい。メンバー中最速の上がりをマークして突き抜けるコースではない。
 枠順は内側の馬場が荒れていない限り、断然内枠が有利。内回りはコーナーがキツイので、多頭数で外枠を引くと、かなり外に回らされることになり、距離ロスが大きい。芝1200mと同様にサンデーサイレンスの系統はもちろん、ロベルト系の種牡馬の仔もこのコースに向いている。

有利な枠順 内〜中枠
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 枠順、先行力
種牡馬ベスト サンデーサイレンスが断トツ、サクラバクシンオー
連対騎手ベスト 武豊、藤田伸二、福永祐一、四位洋文、安藤勝己
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分23秒5 1分24秒4 1分23秒6
2歳未勝利 1分23秒0 1分23秒7
2歳500万 1分22秒4 1分22秒7
2歳オープン 1分22秒3 1分21秒1
3歳新馬 1分23秒3 1分25秒4
3歳未勝利 1分22秒6 1分23秒5 1分24秒2
3歳500万 1分22秒2 1分22秒4 1分23秒3
古馬500万 1分21秒9 1分22秒8
古馬1000万 1分21秒7 1分23秒1 1分22秒7 1分22秒5
古馬1600万 1分21秒2 1分22秒0
古馬オープン 1分21秒6 1分22秒8 1分24秒5 1分22秒5

●騎手は吉田豊騎手 ほっさん評価「A+」

 今回のオフェーリアシチーの鞍上は吉田豊騎手です。元々オフェーリアシチーは小倉の萌黄賞に藤懸貴志騎手で出走予定でしたが、抽選対象であることと2日の阪神6Rの方が想定メンバーが軽かったことなどから、急遽阪神の6Rに出走することになりました。鞍上は当日阪急杯に所属厩舎のサンカルロに騎乗する為に来阪していた吉田豊騎手が空いていたので彼に騎乗依頼をされました。

 吉田豊騎手はデビュー21年目のベテランで通算勝利は1000勝を超える非常に実績のある騎手です。私ほっさん軍団の愛馬には今回は4年ぶりの騎乗ということになりますが、過去9回騎乗していただきいずれも満足のいく騎乗でした。人気よりも好走することが多く、大敗時はきちんと原因があり、信頼している騎手の一人です。

 正直、減量の恩恵のない特別戦での藤懸貴志騎手よりは数段期待のできる騎手です。いい走りを期待したいですね。


 2014年2月28日現在、中央1040勝、勝率8.1パーセント、連対率16.2パーセントとなかなかの成績。GTはメジロドーベルのオークス、エリザベス女王杯連覇など9勝。重賞は30勝。
 昨年(2013年)は48勝、勝率6.5パーセント、連対率12.1パーセントと元気がない。本年も(2014年)はここまで6勝、勝率6.2パーセント、連対率14.4パーセントと全盛期の勢いはない。



 吉田 豊(よしだ ゆたか)は1975年4月19日生まれの38歳。日本中央競馬会(JRA)美浦トレーニングセンター所属の21年目の騎手である。大久保洋吉厩舎所属。JRA美浦所属の騎手、吉田隼人は実弟(8つ下)。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持しているが、障害競走への騎乗経験は現在の所ない。

 1994年3月6日、大久保洋吉厩舎所属として中山4日2Rでデビュー。初勝利は同日の5Rだった。初年度は6勝。同期は幸英明、渡辺薫彦ら。

 1997年、デビュー3年目でメジロドーベルに騎乗し阪神3歳牝馬S GTに優勝。これが初重賞制覇となる。このコンビではオークス、秋華賞、エリザベス女王杯連覇など計GT5勝を上げている。勝ち星を順調に積み重ね、関西所属の武豊騎手に対比して「東のユタカ」と呼ばれ、関東のトップ騎手、日本を代表する騎手になることを期待する声もあった。

 1999年8月に後藤浩輝騎手から木刀で殴打・暴行される事件が起きた。その後、トモに先行馬に騎乗した時に競り合って共倒れになる競馬が多く見られた。2003年の天皇賞(秋)では、後藤浩輝騎手騎乗のローエングリンが内から好スタートを切ったが、ゴーステディに騎乗した吉田豊騎手もハナを主張(調教師から何が何でもハナに行けと指示があったため)。後藤浩輝騎手も譲らなかったため、ハイペースとなり、ゴーステディはブービーの馬とも大差の最下位になりタイムオーバーともなった。これにより吉田豊、後藤浩輝双方とも私情をレースに持ち込んだとファンの間でも厳しい批判を受けた。

 2008年のマイルチャンピオンシップGTをキャロットクラブの所属馬ブルーメンブラットで制したことは記憶に新しい。これまで9勝のGT勝ちのうち、8勝を牝馬で挙げている。

 2013年4月21日、JRA通算1000勝を達成。


 デビュー以来、大久保洋吉厩舎の所属である。昨今、多くの騎手がデビューして数年でフリーになる傾向が強い中、デビューからこれまで所属厩舎を変えず、自厩舎の馬に優先的に騎乗をしている。そのため、自厩舎の成績に勝ち鞍が左右されることも多く、2012年は勝利数を例年より伸ばせないでいる。最も、これは騎手の腕や調教師の技量には付随するとは言い難く、定年間近の大久保洋吉厩舎には素質馬の入厩する割合が他厩舎に比べ、少ないことも原因とされている。

 かつて大久保厩舎に調教助手として所属していた、戸田博文、尾関知人、高橋文雅の厩舎の所属馬には騎乗する機会も多い。

 藤田伸二騎手、大西直宏元騎手とは麻雀を打つ間柄である。関西地方に遠征時、自らの騎乗馬に藤田の伸二と書かれた腹帯を借りて着用していることがある。メジロドーベルのエリザベス女王杯時など。



 「当たりは柔らかい方で、先行馬に乗った時はスムーズ。差し馬では4コーナーや直線で捌きでモタつくシーンが見られ、馬の伸ばし方は水準より少し上といったところである。」(2012年上半期・佐藤祐樹元地方競馬騎手)



 ほっさん愛馬での成績 (9戦0勝)

 2005年10月29日 アドリアシチー    2歳新馬  東京ダ1600m  6着/12番人気
 2006年 4月 2日 アドリアシチー    3歳未勝利 中山芝1800m 13着/6番人気
 2006年12月23日 ディヴァインシチー 2歳未勝利 中山ダ1200m  3着/9番人気
 2007年 1月 8日 ディヴァインシチー 3歳未勝利 中山ダ1200m  5着/3番人気
 2007年 1月28日 ディヴァインシチー 3歳未勝利 東京ダ1600m  2着/4番人気
 2007年 7月 1日 ディヴァインシチー 500万下  福島ダ1700m  10着/5番人気
 2008年 5月18日 プリムローズシチー 3歳未勝利 東京芝2000m 11着/10番人気
 2008年 5月25日 アイオロスシチー  500万下  東京ダ1400m  5着/6番人気
 2010年 5月23日 クリンゲルベルガー 1000万下 京都芝1200m  6着/11番人気

これ以降は2014年3月1日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「ダンスアミーガの前走は出遅れて初戦とはまったく違ったレースになったが、それでも0秒1差。仕切り直しとなった影響はなく、発馬さえ決まれば首位有望。相手は、前走脚を余したキンシノキセキ、距離短縮がいい方に出そうなプライマリーコード、休養の効果が大きいダンツキャンサーが有力。」


短評は「伏兵多し」



予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
ダンスアミーガ
デンコウウノ △△
オフェーリアシチー
メイショウコルノ △△
テンシノホホエミ
ダンツキャンサー
サクラドラジェ
プライマリーコード
マユキ △△
ダイワダルタニアン △△
キンシノキセキ
インヴォーク
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ダンスアミーガ 3.0
キンシノキセキ 4.2
プライマリーコード 4.9
メイショウコルノ 10.4
中 略
サクラドラジェ 30.3
オフェーリアシチー 30.3
ハギノセゾン 34.7
カシノタロン 34.7
ウメ 37.9




スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
オフェーリアシチー 74 74 63 61
ダンスアミーガ 87 73 87
キンシノキセキ 84 82 84 79
プライマリーコード 82 75 82 75
メイショウコルノ 80 72 80 77
ダンツキャンサー 72 64 72 57


デイリー馬三郎

本紙の見解

「東京の適鞍を雪で使えなくなる誤算はあった◎ダンスアミーガだが、ここ2週の動きからすれば輸送の影響は皆無。発馬のミスがこたえた前走のオープン特別でも0秒1差の内容。適鞍に戻って必勝を期す。好仕上がりの○が相手。〈吉田〉」

◎ ダンスアミーガ
○ メイショウコルノ
▲ キンシノキセキ
× プライマリーコード
☆ デンコウウノ

以下省略

オフェーリアシチーは無印


オフェーリアシチーは全13記者中 全員無印(T_T)

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

オフェーリアシチー(8着)

 「いいスタートが切れましたが、テンに速い馬がいたので控えて進めました。直線はしっかりと伸びてくれたので今後はハナにこだわらなくても大丈夫そうです」(藤懸貴志騎手・友駿ホースクラブ公式HP)

 「テンに速い馬がいたので無理をせずに控えていきましたが、それどもゴール前は一杯にならず差を詰めていました。前走までは先行して粘る競馬をしていましたがこのような控える競馬ができれば流れを見て進めることができるのでレースの幅が広がります。レース後、異常はありませんが今週一杯様子を見て疲れなどがないようなら最終週の1200m戦に向かいたいと思います」と話しています。」(日吉正和調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

●各陣営のコメント

オフェーリアシチー

 「控えた前走で前の馬がフラフラしながらもしっかり走れていた。出たなりで。」(日吉正和調教師・デイリー馬三郎)

 「前走は外枠で控える競馬。前の馬がフラフラしていたが頑張っていた。距離はこなせると思うし、スムーズに運べれば。」(日吉正和調教師・競馬ブック)

 「小倉に登録していましたが、除外の可能性と輸送があることから阪神に切り替えました。調教のほうはあまり強いところはいらないタイプなので馬なりの調整となりました。今回は1ハロンほど距離が延びますが、前走のように終いを生かす競馬ができれば大崩れはないと思います。まだ若い馬なので色々と経験させて良化を図っていきたいと思います」(日吉正和調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

●ほっさん予想

 オフェーリアシチーは吉田豊騎手頼みの1戦ですが、常識的には2桁着必至で、8着以内なら万々歳です。

●せっかく阪神ですが、仕事で応援に行けません

 小倉予定だったものが、メンバーを考慮して急遽阪神に回ったオフェーリアシチーですが、当日は仕事の為に応援に行けません。

これ以降は2014年3月4日に作成

●レース 

 オフェーリアシチーの馬体重は前走マイナス4キロの424キロ。このことからも小倉遠征では無く、輸送の少ない阪神で出走して正解だと思います。

 スタートはまずまずと言ったところですが、二の脚が速く一気に前を窺います。結局前を主張した2頭に前を譲り4番手を追走します。前2頭が4馬身ほど離れて逃げる展開。オフェーリアシチーはキャロットクラブの3番人気馬プライマリーコードと共にその離れた3、4番手。そこから後ろの5番手は更に6、7馬身離れて縦長の展開になります。オフェーリアシチーは良い位置にいましたからもしかすると!?と思えました。

 オフェーリアシチーは終始最内を距離ロスなく進み、4コーナーでは手応えの悪いプライマリーコード(結局12着)を横目に追い出しを待つ余裕。直線を向いて追い出されてからは一時グンと伸びてあわや2着があるのかという場面。しかし、伸びたのはホンの一瞬でそこからはジリジリ。結局付近にいた馬たちにはすべて交わされたものの、6着と大健闘!!正直、1400mでこの頭数でここまでやれるとは思ってもいませんでした。

●時計の評価

 今回のオフェーリアシチーの走破時計は1分23秒0良馬場でした。勝ち馬の時計は1分22秒4で、競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分21秒7ですから、全体的に時計を要したと言えます。その時計を要したことで、オフェーリアシチーは6着に残れたと思います。

 しかし、時計が示すように、6着と言っても平凡で、メンバーが変わったり、流れが速くなるとここまでの浮上はないと思われます。今回はいろんな意味で恵まれました。

●レース後の騎手・調教師のコメント

オフェーリアシチー(6着)

 「好位から進めさすがに終いは交わされてしまいましたが、こういう競馬が出来れば1200mにこだわらずにレースの幅も広がると思います。今週一杯は様子を見たいと思いますが、あまりテンションが高くなるようなら一息入れるかもしれません。しかしそれほど気にならなければこのまま厩舎で調整し、次走に備えたいと考えています」(日吉正和調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

 「いいスピードを持っているので1200mのほうが良さそうですが、ロスなく運べれば1400mでも対応できると思います」(吉田豊騎手・友駿ホースクラブ公式HP)

●気になる賞金は

 出走奨励金が1着賞金720万円の7パーセントで50万円。特別出走手当が414000円。計914000円。1口で割りますと約1400円程度になると思われます。

●今後の展望

 16頭立ての15番人気という数字が示すように、昇級してからの内容は平凡で、今回も6着と言っても流れが向いただけの前残りでそんなに評価は出来ません。

 しかし、オフェーリアシチーは先行できる抜群のスピードがありますので、こうして展開が向けばある程度粘れて、出走奨励金程度は貰える水準にあります。これは本当に有り難いことで、ダッシュ力がなく後方尽で大敗してしまう馬や、最後方待機で直線でバテた馬を交わすだけの奨励金確保よりも価値があると思います。

 現状の能力ではこのクラスを勝ち負けすることは無理でしょうが、今回のように少しでも稼いでくれれば言うことありません。また、もしかすると3歳夏に成長してもう少し速い時計で走れるようになるかも知れません。オフェーリアは故障無くコンスタントに走ってくれればそれで十分ですね。

●最後に

 今回は主場の阪神に距離もいつもよりも1ハロン長い1400m。そして最後に坂のあるコースですから、オフェーリアシチーには厳しいかと思っていましたが、前走よりも追い切りの動きが良くなっていて状態が良いこと、そして吉田豊騎手という1000勝している頼れるベテラン騎手に乗っていただけたことなどから6着と出走奨励金が貰える着の中でも最も良い着を拾ってくれました。私は二桁着と予想していましたから、これは嬉しい誤算です。

 何度も書きますが、オフェーリアシチーは未勝利戦ですら歯が立たないと思っていた馬ですから、昇級してからも今回で2度目の出走奨励金確保は本当に嬉しいですね。

 今週は我が軍団はこのオフェーリアシチーの1頭のみの出走で期待がほとんどゼロだったことから、実質開店休業程度に思っていましたが、直線で一瞬あわや2着の存在感を見せての6着で一気にハッピーになりました。

 走破時計などから次は大敗するかも知れませんが、抜群の先行力は毎回最後の直線までハラハラドキドキで楽しみです。今回は私の地元の阪神出走でしたが、仕事で応援に行くことができませんでした。今度は競馬場に応援に行きたいですね。

 頑張れオフェーリアシチー!!

最後までご愛読ありがとうございました

2014年2月12日立ち上げ 23日、24日、26日、28日、3月1日、4日加筆

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2014年 1月12日 第6戦 朱竹賞 3歳500万下 中山芝1200m (14着/9番人気) 

2013年11月 9日 第5戦 2歳未勝利 福島芝1200m (1着2番人気

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2013年 9月14日 第3戦 2歳未勝利 阪神芝1200m (7着/10番人気) 写真多数付現地観戦レポート

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